心的方針

奈良県　Ｍ．Ｊさん （６７歳）

《８月一般練成会》　　発表日：H21.8.20

http://www.uji-sni.jp/renseikai/taiken/onsei/onsei-34.mp3

大学卒業後、ほとんど働かない息子は既に３３歳になろうとしています。
五体満足健康体。この息子が意欲をもって生活するには、
「生長の家」を学ぶしかないと思っています。

８日目の１５日、講話の後、「祈りの間」で、
「神様、私は何をすべきですか？教えて下さい」と祈りました。
聖経を誦げ、床につきました。
楠本先生からの個人指導でのお言葉が、いつまでも耳に残っていました。

私は１６歳で自ら家を出ています。
姉との人間関係がうまくいかず、
当時は、「この家に生まれて来なければ良かった」とさえ思い、
たまたま子供に恵まれなかった母の姉、つまり伯母の家へ、
半分養女の形で広島県呉から横浜の高校へ行きました。
親元を自ら去っていく娘を母はどんなに心配し、淋しく思ったでしょう。
当時はそんな事を考えるゆとりもなく、
ただ姉の存在が疎ましく、
私も姉のようになるのではないかという不安と、
自分の将来に黒雲のように立ちふさがっているのが姉だと思う、
本当に冷たい人間でした。

大学も呉から離れているというだけの理由で
京都の学校を選びました。
卒業するとそのまま大阪で教職に就きました。
実家の問題から私は逃亡しました。
意識の底へ沈めて完全逃亡をしました。

今この練成会で、息子が実母の気持ちを解らせるために現れた観世音菩薩で、
感謝すべき存在と教えていただきました。
意識の上に浮かび上がってこようとする姉に対する感情を、
解決することもなく逃げていた私の業の流転なのだとわからせていただきました。

今朝３時過ぎに目が覚めました。
講話の中で楠本先生が朝４時に参拝されると聞いていましたので、
流産児供養塔の前に行きました。
既に２、３人の方はお経を唱えておられました。
幽斎殿に登って行くと、下弦の月とオリオン座が東の空に、
それはそれは美しく輝いて見えました。
本当に美しく宇宙を見せてくれました。
宇宙の中に私達は神の子として神より生命を授かったのだ！という想いが
ハッとする鮮やかさで胸に突きささりました。

人間神の子、神の子人間と、
これでもか、これでもかという程に全身全霊で伝えて下さった真理。
全身全霊で真理を伝えて下さった講師の先生方の情熱が
一度に実を結んだ思いがしました。

幽斎殿では神想観に参加した十数名の方々とともに、
心を合わせて行いました。
幽斎殿を下りて来る坂道は清々しい気持ちで、
ジワジワと「神の創り給いし人間よ」という実感が湧いてきました。
昨夜、祈りの間で、「神よ教えて下さい」と祈っていた神は、
今まさに自分の中においでになるという実感がようやく掴めました。
今朝のあの美しい月は鮮やかに私の心に刻まれるとともに、
神の創り給いし人間よと深く想いました。
今を歓ぼう！今与えられている！やっとやっと掴み取った感覚です。

今回は亡き夫の永代供養を１０日にさせていただきました。
私の人生で亡き夫に出会ったことは、
何ものにも代え難い幸運なことでした。
何から何まで亡夫に感謝しています。
ふっとした作業中に突然夫に対する感謝で涙がにじみます。
亡夫の私や子供達に対する愛情を思い出す機会を何度も与えていただき、
亡夫に感謝とともに、先生方の情熱に感謝します。

２日目、８月８日の感謝行の際に、
突然次男がとても愛おしく思え、感謝出来ました。

これから本格的に行じていきます。
・神想観、聖経読誦、千巻読誦達成
　その内に何か又、私の魂が感じるものがあると思います。 
・ 生長の家の本を読破します。
・１２月１０日までに『人類無罪宣言』を３回読みます。
　その他、朝の時間を生かして３０分ずつ読みます。
・必ず５時１０分には喜んで神想観をする。
・何が起きても感謝を徹底する。
・実家の問題は真っ正面から受けとめ、
　解決出来るよう、私の愛のすべてを注ぎ込みます。

１０日間、あっという間に過ぎました。
講師の先生方の情熱に心から感謝します。
大祭奉仕、伝道練成まで残らせていただきます。